オーディオ 超常現象のことがなんとなく気になりませんか?
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Q | さきほどはすみませんでした。なんだかオーディオが悪いという話をきいて気が引けてしまったので、解決にしてしまいました。 いまさらながら、お話を伺いたく、お願いいたします。話はどんどん脱線してくださって結構です。面白いお話が伺えるのを楽しみにしています。過去の質問をみたら、グールドのブラームスをやたら褒めるひとがいますが、私はアファナシェフのほうが良いと思います。 高音が割れると書いたのはちょっと大げさで、ただ金属的な録音になってしまい..ということです(118-1の冒頭など)。 |
A | あらあら、すまんねえ(笑)。気を遣わせちゃったみたいだね。というより、質問者さんは律儀なお方ですな。非常に好感が持てる(なにやら上から目線みたいになって申し訳ありません)。ワシもグールドの演奏は、あまり感心しない。アファナシエフを聴くと、さしものグールドでさえ凡庸に聴こえてしまうから困る。これは解釈に関わる部分だからねえ、好みの問題だが、世評で言われるほどグールドの演奏はスゴイとは思えぬ。前の質問ではオピッツの全集に関心がある、とのことだったが、実は言うとワシもオピッツこそ現代の正統なドイツ系実力派ピアニストとして、ブラームス演奏に最も期待が持てる存在だと思っておったんじゃ。ということで、全集買いましたさ。…が、正直に書けば、少々期待はずれだった。録音がどうの、というよりも音楽の表情が生ぬるい感じなのね。特に晩年の小品集は宜しくない。どうも微温的な演奏に終始している感じがある。音楽が浅いのよ。とは言え、一応フォローしておけば、他の曲に関してはそれなりに楽しめた。中でもピアノ・ソナタ第1番などは良かったね。強靭なテクニックに裏打ちされたパワフルな演奏で、少々元気が良すぎるきらいがあるものの、これはこれで案外いいのではないかと思わせる説得力があった。このソナタに感心しない人でも、場合によったらこの演奏なら、本作の価値に開眼するやも知れぬ。ブラームスのピアノ作品は、単純にテクニックだとかスタミナとかだけでなく、音楽の背後にある感情に共感を持って演奏しないと、底の浅いものになってしまう。その点でドイツ系ピアニストは有利ですよ、ブラームスみたいにこねくり回した複雑な感情を厚塗りした音楽を弾かせれば。質問の本文にある「金属的」という部分は、分かる気がするねえ。確かに、分かる。ただ、op.119-4の中間部などは、こういう金属的な音だからこそ音楽が活きる、とも言える。まあ、なにごとも程度問題だからね、加減が難しいのだが。何かいろいろ書こうと思ったのだが、案外書けんもんだねえ(笑)。しかし、aaanoaiiinoiさんとは音楽の嗜好が良く似ているように思える。こういう人がいるというのは大変愉快だな。これからもワシを楽しませてください(笑)。ありがとう。 |
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